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私は過去に一度しか提案したことがありません。
同じクライアントから毎月一定の仕事を依頼されているのです。


仕事を探す立場と受ける立場。
そこには大きな差があります。
仕事の受注率です。


前者は、あなたを指名して仕事を依頼してきています。
断らない限り、その仕事はほぼ間違いなく決まります。
やることは、内容や金額の調整程度。
イチから提案することもなければ、当選結果を待つ必要もありません。
完全にあなたが主導となって動いていきます。


しかし、後者は違います。
プロジェクトが終わる度に、新たな仕事探しから始めないといけません。
提案をして結果を待つ。
落選したらまたやり直し。
当選してもプロジェクトが終われば仕事探しから再出発。
効率が悪いと思いませんか?


仕事探しや提案している時間は無給です。
その時間をいかに省けるかが重要なのです。


では、どうしたら依頼される側になれるのでしょうか?
大きく3つのポイントがあります。


①一発目で引き込む
②専門分野をつくる
③信用を貯める


それでは順をおって解説していきましょう。


①一発目で引き込む


初めての案件は最高の作品を提供してください。
第一印象は非常に重要です。


『継続する価値があるかどうか?』
クライアントは、最初の作品でランサーの力量を図ります。


内容次第では単価の交渉にも応じてくれます。
だから、一発目は重要なのです。


クライアントをあなたのファンにしてください。
ファンにさせるのは一瞬です。
あなたも誰かのファンになるのに、そう時間はかかっていないはず。
そのためにも、相手の予想を上回るくらいの気持ちで仕上げてください。


②専門分野をつくる


ライターは大きく2つのタイプに分かれます。
総合タイプと専門タイプです。
前者は対象範囲を決めず、あらゆる分野の記事を書いていきます。
後者はある分野に特化した記事のみを書いていきます。


『専門家なら間違いない。』
先入観を利用するのです。
あなたの「得意」をプロフィールに載せましょう。
クライアントは興味をもちます。
自ら仕事探しをしなくても勝手に依頼されるようになるのです。


ここでのポイントは、
「上には上がいる。」
と思わないことです。


ちょっとでも料理に自信があるのなら『料理専門ライター』を。
芸能関係に興味があるなら『エンタメ専門ライター』を名乗ってしまえば良いのです。


完璧主義にならないでください。
そもそも、この世に完璧なんてないのですから。
言ったもん勝ち、やったもん勝ちです。
難しく考えてしまうほど思考は停止してしまうので気軽に考えて下さい。


③信用を貯める


信用があれば、あとからお金は勝手についてきます。
ではどうしたら貯まるのか?
ポイントは3つ。


・コミュニケーション
・修正依頼
・納期


順番に解説していきます。


コミュニケーション


クライアントは迅速に対応してくれるランサーを好みます。
返信に1日以上かかっていては相手にされない可能性があります。
注意してください。


もし、都合の悪い時間などがあれば、事前に伝えておくと良いでしょう。
音信不通は絶対にしてはいけないこと。
最初はとにかく安心感を与える対応を心がけてください。


修正依頼


まれに修正依頼を受けることがあります。
納品したものがイメージと違うことが原因です。


初めのうちは、
『ヤバい、信用されなくなっちゃったかなぁ。』
と考えてしまいますが安心してください。


むしろ、真摯に対応することで、あなたの評価はあがります。
ピンチはチャンスなのです。


修正依頼に対応しないとクライアントに悪いイメージを与えてしまいます。
プロジェクト終了後におこなうクライアントからの評価にも影響がでるかもしれません。
プロフィールにも載るため、なるべく避けたいところです。
修正依頼にはしっかり対応していきましょう。


納期


言うまでもありませんが、納期は絶対に守ってください。
どうしても、変更が必要な場合はクライアントに相談してみましょう。
基本的には応じてくれます。


しかし、少なからず信用は失います。
例えその原因が不可抗力であったとしてもです。
約束を守ることから全てが始まるのです。


まとめ


「選ばれるランサーになるための5つの条件」いかがでしたか?


①一発目で引き込む
②専門分野をつくる
③信用を貯める


この3つはとても重要です。
圧倒的に優位な立場で仕事をすることができるからです。


仕事が好条件で回ってきます。
追加依頼を受けることもあります。
報酬が上がる可能性もあります。


探す立場と受ける立場とでは、現実そのものが違うのです。
信用を失う行為は避け、信用を貯める行為にのみ意識してください。
お金は後からついてきます。